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特選
『食む草のまだ無かりけり春の鹿』
中立喜広様（京都府亀岡市）
☆早春の情景が、句と写真両方から見て取れるすばらしい作品です。
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準特選
該当作品なし
今回は、該当作品がありませんでした。句と写真の調和のある作品をお待ちします。
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入選
『古屋敷苔を枕の落椿』
のりお 様（熊本市）
◎「草枕」と近い「落椿」でまとめた、句と写真のフィットした作品。
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入選
『海風の露天風呂へと桜吹く』
晩 鐘 様（玉名市）
◎海辺の雰囲気が伝わる。下五が「花吹雪」ならもっとよかった。
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入選
『渡し場に待つ春愁の影一つ』
野島正則様（東京都板橋区）
◎「春愁」の感じが出ていて情景も浮かぶ。写真もいいバランスです。
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奨励賞
『鉱泉の流れ錆びたる春の川』
ひろみ 様（山鹿市）
○写生が効いていて、平明ですっと入ってくる。
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奨励賞
『藩邸の花を俯瞰の電波塔』
夢穂人 様（茨城県守谷市）
○擬人化が面白く、花と電波塔の取り合わせや写真もいい。
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奨励賞
『春光や木陰に佇む石の塔』
小山京子様（玉名市）
○切り取りのいい作品だが、「佇む」がややいきすぎか。
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俳句賞
『青麦や抜きつ抜かれつランドセル』
小川裕子様（玉名市）
新入生の元気で微笑ましい情景がよくでている。写真から句の情景が浮かばないのが非常に惜しい。
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写真賞
『不用意に吉凶言うて春愁』
多田 檀 様（大阪府高槻市）
うらない師とお客の形態の切り取り方がおもしろい。
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テーマ賞
『春の宵闇は全ての道しるべ』
初霜若葉様（京都府木津川市）
意味深で、評価が分かれるが、俳句フォトの旅とも重なってほしい。
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『今にして思へばみんな春の夢』
多田 檀 様（大阪府高槻市）
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『鳥帰ることをためらふ北の海』
多田 檀 様（大阪府高槻市）
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『春愁や山門潜り禅問答』
堀ノ内和夫様（奈良市）
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『藤の花見上げる先は曇り空』
たまな人様（玉名市）
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『藤房の幹の蛇身は天空へ』
たまな人様（玉名市）
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『古屋敷春めく庭や窓揺らぐ』
のりお様（熊本市）
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『富士山の白さ散りゆく花ならむ』
初霜若葉様（京都府木津川市）
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『塔と寺背比べする春の夢』
初霜若葉様（京都府木津川市）
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『春寒し鯉肩寄せる湧水池』
金子 毅 様（熊本市）
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『春光を受けて彩る山歩く』
金子 毅 様（熊本市）
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『がたがた橋歓声去るや水温む』
初穂 様（熊本市）
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『飲泉場のステンドグラス春日入る』
初穂 様（熊本市）
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『桜咲き指折り眺む熊本城』
Ｊ／ＰＯＰ様（玉名市）
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『崩壊の城壁侘し桜咲く』
Ｊ／ＰＯＰ様（玉名市）
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『峠道徐行誘う桃の花』
Ｊ／ＰＯＰ様（玉名市）
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『漱石の香るわが墓花みかん』
山内俊雄様（熊本市）
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『目を閉ぢて待つや修二会の鐘の音』
中立喜広様（京都府亀岡市）
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『吉野にも負けぬ桜や御室御所』
中立喜広様（京都府亀岡市）
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『大阿蘇に義父母を連れて山躑躅』
夢穂人 様（茨城県守谷市）
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『大阿蘇を歩く姉妹に春来る』
夢穂人 様（茨城県守谷市）
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『霞はれ大パノラマの郷景色』
田中恵美子（福岡市）
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『山笑ふ天狗岩とやどの辺り』
田中恵美子（福岡市）
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『春暁に新た普賢のエネルギー』
田中恵美子（福岡市）
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『金文字の硝子戸暗し蜆汁』
ひろみ 様（山鹿市）
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『学生の弁当の輪に舞ふ桜』
小山京子様（玉名市）
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『石垣の腹ふくらむや里桜』
小川裕子様（玉名市）
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『鯉の背に春の光の届きけり』
小川裕子様（玉名市）
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『春立つや君が面差し羅漢像』
奥村弘文様（東京都世田谷区）
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『肥後椿きつか坂越ゆ父が郷』
奥村弘文様（東京都世田谷区）
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『黒塀や恋猫黙すツンテンシャン
奥村弘文様（東京都世田谷区）
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『てふてふの立つ夢枕鬼子母神』
野島正則様（東京都板橋区）
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『啓蟄の鳥居の脚を晒しけり』
野島正則様（東京都板橋区）
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『曲り道日暮れて急ぐ花見かな』
晩鐘 様（玉名市）
