※「春星」とは『草枕』の第11章の冒頭「山里の朧に乗じてそぞろ歩く。観海寺の石段を登りながら仰数(あおぎかぞう)春星(しゅんせい)一二三と云う句を得た」から名づけられています。この句を得て、「石磴を登りつくしたる時、朧にひかる春の海が帯のごとくに見えた」という、みかん園から有明海を見晴らすごとき場面です。

草枕ファン倶楽部は、夏目漱石の小説『草枕』の舞台であり文化遺産として保存されている「前田家別邸」などの保存顕彰活動や学習研究および会員交流活動を行っています。
平成18年11月、前田家別邸の管理と案内施設「草枕交流館」
を拠点として誕生、本年(2021年)15周年を迎えます。
倶楽部の会員通信である会報「春星」は、18号を15周年記念号として発行しました。

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